長距離が得意だったはずの僕

もともと運動は得意なほうではなかった僕であるが、運動できる男にはなりたかった。ほら、どういうわけか、小学校とか中学校の頃って、スポーツのできる男子のほうがもてるでしょ?音楽とか芸術とか、どちらかと言えばそっちの方の才能を自分なりに感じてはいたんだけど、音楽とか芸術って、小学校とか中学校ではあまりもてない。バンドとかが流行ってチヤホヤされるのは高校生くらいからだ。

そんな前置きであったが、中学生くらいのときに、長距離ランニングが得意なことは自覚した。意外と体力はあったのである。だから、学校のマラソン大会とかでは上位の常連という感じだった。

しかししかし、どういうことか、高校生になって急に体力が落ちた。運動をしていなくて体力が落ちるのなら分かるのだけど、まだスポーツできる男子に自ら憧れていた年齢だったので、運動系の部活動もちゃんとしていたのに、それでも体力が落ちたのだ。マラソン大会上位常連だった僕が、何と平均以下にまで落ちたのである。

タバコも吸ってなかったのに・・・彼女とセックスとかして余計な体力も使ってなかったのに・・・未だにあの頃の体力減退については謎のままである。